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本部定期総会に出席して 

≪5月28日(土)於 桜蔭会館≫

 桜蔭会定時総会 ~大学の近況報告~

 5月28日(土)東京の桜蔭会館で行われた総会は、例年通り議事が進み、引き続いて、室伏学長、3人の副学長、桜蔭学園理事長など8名の来賓との懇談会がありました。

 昨年大学は創立140周年を迎え、11月29日には記念式典が挙行された。その折の特別講演で本田和子元学長は、「本学は創立から現在に至るまで、自立と自主を目指す女性の未来に灯火を掲げ続ける希望の星であるという大きな使命を帯びている」というお話をなさり、会場全体が深い感動に包まれたという。

  • お茶の水女子大学「未来開拓基金」について

    大学の理念に基づいて創設された。(リーフレットは桜蔭会報5月号に同封)

    その取り組みの一つに「同窓生等との連携と社会貢献を目指した学びの場の整備」が挙げられ、具体例として「附属幼稚園から大学まで5つの同窓会が協働できる空間を確保する」と書かれている。社会への窓口を広げ、学内外との連携を図るために、正門脇の空き地を活用して「コミュニケーション・プラザ(仮称)」の計画がある。地上8階を想定した建物を検討中で、そのワンフロアーを同窓会の交流拠点として充実させる計画。他にホール、オフィス、会議室などの施設を整え、地域連携、産官学連携や社会貢献拠点として広く社会に開く予定とのこと。

     国からの支援は望めない状況で、学長、副学長の役員会の他に、経営協議会、学長補佐などの組織体制で学外の方々の協力も頂きながら、優れた教育と研究を進めるという難題に取り組んでいる大学の先生方のご苦労を感じました。

      同窓生には寄付のみならず企業の紹介、よそにないようなアイデアを求められています。 

                                   副支部長 石垣恵里子(昭47国)記

本部連絡協議会に出席して 

≪5月29日(日)於 桜蔭会館≫ 

本部連絡協議会が総会翌朝に開かれました。

例年と異なる協議内容の一つはマイナンバーの取り扱いについて、もう一つは熊本の地震についてでした。

マイナンバーについては、講師の方に提供をお願いし、了解後本部に直接返送していただくという方法をとります。なお、今年度は、提供を断られた場合はそのままでかまわないという指示をすでに本部からいただいておりましたので、返送はしておりません。 

 次に、地震についての桜蔭会の対応をどうしたらよいかということで、熊本の地震から間もないことでもあり、出席された熊本支部会計の森田朋子さまに様子をお聞きしました。連絡のつかない(亡くなった)支部会員はおられませんが、怪我や避難の状況についてはまだはっきりつかめないということでした。大分支部、長崎支部も被害の状況を話され、会員の無事は確認できました。東北大震災の被害県である宮城支部、中越地震の新潟支部より桜蔭会からいただいた見舞金の使途についての報告などがあり、結果、どの県も兵庫支部からの見舞金についても話されました。余りに他県支部が口をそろえて兵庫支部からも頂戴しましたと言われるので面はゆく、また兵庫支部はお金持ちという誤解があってもいけないので、兵庫支部は阪神淡路大震災時のことを書いた本を出版し、その売り上げや、お見舞い金、寄付金などを基にした特別会計があり、そこから支出していることを紹介しました。 会計を提出しているので、本部は承知のことと思っていましたが、後で本部役員の方がわざわざ来られて、「素晴らしいことをなさったのですね!」と称賛して下さいました。 『災禍を超えて』の出版、および特別会計作成にご尽力下さった皆々さまへお伝えし、心から感謝申し上げます。            支部長 八木 和子(昭48生)記

大阪支部主催・講演会/支部総会に参加して

(5月14日・土曜日・10:30~)

晴天の5月14日(土)、大阪大学中之島センター9階、交流サロン「サロン・ド・ラミカル」にて、大阪支部総会に出席しました。

午前の部は前滋賀県知事で、現在 びわこ成蹊スポーツ大学(2003年開学)学長の嘉田由紀子氏の講演でした。ご自身の生い立ちから現在に至るまでの体験を語りながら、なぜ仕事と家庭、子育ての両立を目指したか、なぜ知事に立候補したのかをお話なさいました。

「日本が少子化、財政難国家になったのは明治民法以来変わらない男尊女卑の思想、男性中心政治の責任である。」

「北欧や米、英、仏などは女性が、仕事か子育てかと二者択一を迫られない国で、男女ともに子育てをし、社会参加をして財政も安定している。女性の労働参加率が高い国は出生率も高いのである。南欧や日本、韓国はその逆で財政破たんの危機にある。」

「嘉田県政は子育て、女性参画を重視した2期8年であった」と熱のこもった講演でした。

総会後の昼食会終盤から嘉田氏への活発な質疑応答が交わされ、支部会員から学童保育のこと、家庭科の男女共修の授業をした体験談も出て盛り上がり、楽しい集いでした。    

 

石垣恵里子(昭47国)記

京都支部主催・講演会に参加して

(5月22日・日曜日・10:30~)

京都支部講演会「源氏物語の風景」―講師 岸本久美子氏―に参加してきました。

源氏物語には華やかな世界が生き生きと描かれています。登場人物は確かに紫式部によってつくりだされたものですが、舞台となっている京都には千年前と変わらずに残っている地名や寺などがたくさんあります。嵯峨野、鳥辺野、雲林院、大覚寺等々、たくさんのスライドを見つつ物語の朗読を聞きつつ岸本先生の流暢な解説をお聞きしました。その昔、本当に光源氏がここを通ったような、まだ小さい紫の上が走り回っているような、何だかその場で実際に起きたお話かと思える心地よい朗読でした。先生の解説はテンポよく進み、所々に光源氏への小気味よい突っ込みが挟まれて、胸のすく、楽しい講演会でした。

講演会場(KKRくに荘)は京都御所に近く、久邇宮邸跡地に建つホテルで、鴨川に向かって樹齢500年のケヤキが悠然とそびえたち、京都にはそこかしこに由緒ある庭園があるものだと「古都京都」を納得しながら帰りました。 

                   八木 和子(昭48生)記

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